PV-NETイベント「電力自由化 社会はどう変わる?市民はどう関わる?」
□電力自由化と新たなエネルギー供給ネットワーク構築
電力システム改革は電力事業における競争原理の導入から始まったものである。
電力改革は進んでいるが、経済性の問題からも急に進められないのではないか。
主なテーマは下記の通り
・広域的運営推進期間による全国の送電網連携の設置
・電気小売の全面自由化
・発送電分離
現状、日本国の電力はエネルギーミックスをテーマに施策を取っており、安定供給をテーマにスマートグリッド等を活用するなど様々な取組みを行っている状況
スマートグリッドのプロジェクトとしては、国内で北九州市、豊田市、横浜市など。海外では、天津、チェジュ島(韓国)、アルバカーキサイト(米国)など。
今後はクラスター型グリッド(地域内での電力の需要供給バランス)も一つの形であるのではないか。
ただ、現状は費用対効果が悪いため実証実験に留まっている。
現状はレモンガスが橋本で行っているマンション向けのサービスが商業ベースとしてはうまくいっているのではないかと思われる。
□まちの電力会社
中之条電力の取り組み
中之条町は群馬県にあり、17000人超の住民が住む町である。
震災以降、原発問題もあり再生エネルギーを推進する町として「再生可能エネルギーのまち中之条」を宣言。
中之条電力は一般財団法人として設立しており、中之条町と株式会社V-Powerが出資。
発電所は下記を設置
・太陽光発電所
・木質バイオマス発電所(検討中)
・小水力発電(検討中)
発電した電力は公共施設を中心に供給。
一般電気事業者より安価な費用で提供している。(基本料金の引下げで10%程度)
□屋根貸し太陽光発電によるアクティブ・アグリゲータ事業
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