電力自由化時代の新規事業研究

電力自由化の時代に向けて、何が出来るか、世の中のためになるのか検討していきます。

なぜ再生エネルギーでエネルギー自給率200%なのか

   

新年あけましておめでとうございます。

 

今年の目標ということも兼ねて今取り組んでいることについての目標について、考え方をまとめてみました。

 

太陽光発電ムラでは”再生エネルギーで自給率200%”というフレーズを使っています。

これから10年、20年先といった時間軸で再生エネルギーの自給率を200%にできるように、毎年、日々推進をしていこうということから年間の目標を作っています。

 

なぜ100%ではなく200%なのでしょうか。

この話は下記のような考えから提案をしました。

 

1.今以上の電力を安価に作ることによって、新たな産業が産まれる可能性があるから

現代社会においては電気をはじめとしたエネルギーがなくてはならない世界になっています。資源の無駄遣いをしないエコな生活を目指していても、工業製品を使う、食事をするなど、様々なことでエネルギーを使っています。

また、数十年前では考えられないくらいインターネットが普及してきており、クラウドサービス、IOTのような新しい産業も産まれてきていますが、このようなサービスにもエネルギーがもちろん使われています。

もし、電気を地球温暖化の影響の少ない再生エネルギーで多くのエネルギーを安価に作ることができるようになれば、新しい産業を産み出すことになるかもしれません。

2.自分が必要な電気のみ作るのではなく、電気の供給源へ

最近、家庭で小さな発電所を持ち、蓄電池を活用したり生活を見直すことで、電力会社に頼らずに電気の自給自足をしていくという方が出てきています。

このような考え方も大変すばらしいと思いますが、せっかく再生エネルギーという電気を作ることができる環境に恵まれたのであれば、自分だけでなく、周りの人にも電気を供給していこうという考え方もありなのではないかと思います。

個人個人ではロスが出てしまう電気も、”集落単位、町単位などまとまったエリアで電気を融通しあう、また余った電気を使って新しい産業を誘致する”といった発展ができればよいのではと期待しています。

 

3.一桁大きい目標を持つことで、ドラスティックに変えていこうというモチベーションになる。

わが国では再生エネルギーの導入目標を20%台として掲げています。(参考リンク

現状の導入は10%以下ではあるのですが、現状の再生エネルギーの設備認定状況、今後の普及を考えると、今のやり方でも近い水準まで導入が進むのかもしれません。

このままであれば、今のやり方を踏襲して普及を進めていくということになります。

再生エネルギーには大きなポテンシャルがあると考えており、様々な現状の仕組みの部分を変えることで、よりよいエネルギー活用ができるのではないかと考えています。

200%のような大きな目標を持つことで、抜本的に変えられる部分を見つけ、改善するチャレンジをしていきたいと考えています。

*****

まずは、一歩一歩チャレンジしていく所存です。

 - 再生エネルギー, 太陽光発電ムラ , ,

google PC用

google PC用

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

電力小売ではクリーンな電力という表現は使えず、”FIT電気”という表現に

先日の経済産業省の会議にて固定価格買取制度(FIT)を利用した再生エネルギーを調 …

2015年の電力自由化の動向

  2015年 今年もよろしくお願いいたします。 2015年になり、今 …

新潟太陽光発電合宿

11月8日、9日にかけて太陽光発電の合宿に行ってきました。 今回はソーラーシェア …

電力事業用語集

1記事に起こすほどではないですが、いくつか良く使われる単語について解説していきま …

経済産業省が納付金を納付しない電気事業者を公表しました

経済産業省が納付金を納付しない電気事業者を公表しました。 発表資料はこちら <プ …

再生可能エネルギー技術入門講座

資源エネルギー庁が企画した「再生エネルギー技術入門講座」を開講いたしました。 h …

再生エネルギーの転売の見直し

4月1日の日本経済新聞に下記の記載がありました。 「経済産業省は、太陽光などの再 …

新エネルギー小委員会(第8回)を受けて①

前記事などでも記載のとおり、現在、太陽光発電を初めとした再生エネルギーの発電量が …

電力自由化における事業参入 ワークショップ

    本日、電力自由化におけるワークショップに参加してきま …

PV-NETイベント「電力自由化 社会はどう変わる?市民はどう関わる?」

太陽光発電所ネットワークのイベントに参加してきました。 個人として興味がある部分 …