松浦企画の電力事業へのスタンス
電力業界について、現在の松浦企画での考え方です。
また、新しい情報が入る。情勢が変わるなどすればスタンスは変わっていくことに
なると思います。
<前提>
・3.11の震災以降、原子力発電所に関して、市民感情はネガティブになっている。
・原子力発電所については事故に関するリスク保証を民間の保険会社が受け付けないため、
国の保証となっている。
・LEDなど省エネ機器が普及してきた。→今までより電力は減少していく。
・日本の人口は減少していき、人口は集まってくる。
・日本の電力消費量は減ってきている。
・スマートグリッドを行うための通信、IT環境が整えられてきた。
・再生エネルギーは自然の状況によって左右されるため、安定電源にはなっていない。
<想定される世界>
・発電方法の大きな変化
・電力消費量が減る → 化石燃料の需要減 → 化石燃料高騰 → 電気単価高騰
・原子力発電所は徐々に稼働を始めていく。
・2014年9月の九州電力ショックにて再生エネルギーの普及が停滞?
・2016年には電力小売自由化が解禁
・スマートグリッドを利用した分散化発電への移行。
<想定その2>
・電力は余る時代になるが単価は高騰していく。
・再生エネルギーは化石燃料(輸入)、ウランに頼ることのない電源になる。
・再生エネルギーは安定化をすることが喫緊の課題。
・電力業界には様々な企業が参入し、新しい会社が電力業界にて成長。
<考え方>
・原子力発電はリスクが大きすぎるため、停止をする前提での電力確保を検討。
・電力の安定確保は国力。電気単価を維持(削減)出来るエネルギー源を多く普及させる。
→再生エネルギーの普及
・再生エネルギーを安定化させるような技術に注力する。
・化石燃料での発電は否定せず、数多くの選択肢を日本で保有する。
・そのために新しい技術を積極的に導入することを促進。
・ただし、電力はほとんどの産業の基幹となるインフラであるため、安定性を保持することに留意。
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