2σ評価とは何か
現在、日本では再生エネルギーが普及しすぎてしまっているとして、
連系可能容量をオーバーしているため、再生エネルギーの連系が受け入れられないと
いう問題が発生しています。
(原子力発電所を停止すれば、、、揚水力発電所を利用すればなどの意見もありますが、
今回の趣旨とは外れますので割愛します。)
日本国政府としては再生エネルギーを普及させるという目標があるため、出来るだけ
電力を受入れられるよう制度を見直していくこととしています。
そのため、検討ワーキンググループという会合を発足し、この連系問題に対処することと
しています。
正式名称は下記のとおりです。
総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会 系統ワーキンググループ
http://www.meti.go.jp/committee/gizi_8/19.html
(リンクの一番下にあります。(2014年11月16日現在))
現在、このワーキンググループの中で、再生エネルギー、特に太陽光発電と風力発電は自然を利用したエネルギー
であり、電力量が安定していないとのことで、どのように電力量を想定していくべきかということを検討しています。
現在、太陽光+風力の最大電力量を想定する際に最大出力の2σで評価するべきかという議論があがっています。
このσとは何かがわかりにくいのではないでしょうか。
ということで2σとは何かということについて考えていこうと思いましたが、再生エネルギー拡大の本論ではないので簡単に
まとめました。
σ(シグマ)とは標準偏差を指し、1σは標準偏差分平均から離れた数値、2σは2つ標準偏差分離れた値となります。
ある程度の年齢の方であれば使われていた偏差値において、+1σは偏差値60、+2σは偏差値70(上位95%)となります。
第一回目の資料おいては太陽光発電と風力発電の発電出力のそれぞれの上位95%の合計値をを最大値と見立て、接続可能容量
を推定しましょうとしていました。
この値は過剰ではないかという意見が出ており、値の見直しを行っています。
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