ネガワット取引とは
前記事でも少しだけ触れていたネガワット取引についてまとめてみました。
ネガワット取引とは、コトバンクにおいて
電力の消費者が節電や自家発電によって需要量を減らした分を、発電したものとみなして電力会社が買い取ったり市場で取引したりすること。
(リンク https://kotobank.jp/word/%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88%E5%8F%96%E5%BC%95-679356)
とされています。
電力自体は貯蔵することが簡単に出来ないことにより同時同量の原則と呼ばれる、需要と供給のバランスを取るように発電量を調整しています。
一般的には電力料金は時間帯によらず、
例えば、日本卸電力取引所の12月1日の取引では下記のようになっています。
この場合、もし自社の発電所の電力では不足する場合に市場から調達してくるためには昼間であれば16円程度のコストがかかります。
すべての需要家がこの単価以上で電気を購入してくれるのであれば市場から調達すれば良いのですが、大口需要家などにおいてはもっと安価な金額で販売しているかもしれません。
そこで大口需要家に対して、通常よりも使用する電気量を下げてもらえれば、その分費用を支払いますと依頼をして電気量を下げてもらいます。このことによって、事実上他需要家にて使用する電力を市場から調達することなく供給できたため、発電をしたことと同じ効果があるとみなせます。
需要供給のバランスを取るための一つの施策であり、これを大口需要家だけでなく一般ユーザまで展開できないかと各社で検討をしている状況です。
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