医療システムについて
本日は普段利用しているシェアオフィスにて講演があるということで聴講してきました。
オーサーズカフェと呼ばれるイベントで、地元の大学などの先生が簡単な講義をしてくれるというものです。
オーサーズカフェの案内はこちら。
本日のテーマは”医師に聞くー医師、看護師、病院についてー」という内容でした。
神奈川県立がんセンターの清水先生がお話をしてくれました。
簡単にメモを残します。
大学病院は教育、研究、診療
専門病院は研究、診療、教育
一般病院は診療、教育、研究
という優先順位で行っていることが多い。
患者さんもそれを理解しながら通ってくれると病院側としては助かる。
セカンドオピニオンとは意見を出すという制度であって、診療をもう一度するという制度ではないことに留意。
セカンドオピニオンをして欲しくないという先生は、自身の診療に自信がないのかもしれない。
なお、こんなことを色々とお話をお伺いいたしました。
医療については、専門的な領域で内容は難しいのに、生活の周りで関わることが多い分野であり、皆さん活発に質問をされていました。
この分野はB2Cの業界であり、医療業界を改革していくには大変であるのではないかとも感じています。
医療の目的、患者の求めていることなどを上手く方向付けしていくことというのは大変なのではないかと再勉強いたしました。
一番印象に残った話として、下記の話があります。
今まで医療というものは如何に治療していくかということだけを考えてきたが、
今後はいつか死んでしまうということを意識して、”死ぬまでに何をしていかなければならないか、動ける間にしなければならないことは何か、それをいつまでに行うのが良いのか”ということを考えていくことが大切。
それをしっかり確認できることで、人間は安心感が出てくる。
そのことを医療面から道筋をしっかりつけていくということも大切ではないか。
というお話がありました。
”終活”という単語もよく聞きますが、人生という大きなプロジェクトマネジメントをしっかりやっていくべきだという話として理解をしました。
偶然、午前中はプロジェクトマネジメントのあるべき姿というものについて考えていたこともあり、深掘りしていくと面白いテーマだと感じました。