残業問題から給与システムを考える
IT業界の役員でもあり、アメリカ人でもあって、芸人でもある”厚切りジェイソン”こと
ジェイソン・デイヴィッド・ダニエルソン氏が残業についてコメントしたツイートが話題になっているようです。
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yahoo 「残業代は、仕事を効率悪くやる人へのご褒美」 厚切りジェイソンの批判は「世界標準」なのか
残業代というものが日本独特の文化なのかはわかりませんが、残業代を生活費を稼ぐために残っている人のお金となっていて仕事効率化がされない限りは日本企業はうまくいかないという論調でした。
時間を長く働けばよいと言う考えではないという合理的な考えではないかと思うのですが、それではどのようにすれば良いのでしょうか。
一時期、成果主義という評価方法が流行りました。期初に目標をたてさせ、期末に目標に対して成果がどうだったかをみることで、成績をつけて評価をするという方法です。
この方法によって、社員が目標に邁進し、業績を向上させられるということでしたが、成績を上げるためには期初の目標を低く設定すればよいとなり、本来の目的のような働きを得られませんでした。
この他、売上もしくは利益が高い場合、評価をつけるという方式があります。
営業などでは数字が明確に付くのでわかりやすいのではないかと思います。
しかし、下記のようなケースが出てきます。
優秀な社員と普通の社員がいて、簡単だけど利益が大きい仕事、困難だが利益が低く大事な仕事があった場合に仕事の割り振りは優秀な社員に困難で利益が低い仕事を回すことになる。このとき、優秀な社員の給料は利益を上げた普通の社員よりも低くて良いのか?
ということで、
基本給(会社にいるだけでもらえるお金) これは時給換算で100円くらいみたいな安価設定
他はこなした業務によって加算。
XXの資料を市役所に提出したら1万円
XX向けに提案書を作り提案したらXX円
今月の経理処理をしたらXX円
のような仕事を取れば取るだけもらえるお金は増えるけど時間が増えていくが効率化すれば実質時給があがっていく。
この仕事単価をどのようにつけるのかが課題ですが。。。
こういうことを考えると残業設定なしの年俸制になってしまうのかもしれませんね。