日本発の技術を世界に展開する

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2015-08-04 16.55.58

この前、Wi-SUN活用事業研究会というWi-SUN技術の研究を目指す研究会に参加してきました。

Wi-SUNとは920MHz帯を使った無線通信規格で、HEMSのBルートとして採用が決まっています。

1kM程度離れた距離での通信が可能、乾電池レベルで10年持たせるくらいの低消費電力、1Mbps弱の通信速度などIOT、M2Mに対応した無線規格と言えるのではないでしょうか。

この会合では技術的な議論をするのではなく、どのようにこの規格を広げていくことが出来るのかということを主題に行っていくとのこと。

主に論点は二つになると考えています。

・IOT、M2Mといったモノのインターネットと呼ばれるものをどこまで普及させていくのか。

(インターネットである必要性があるか?)

・その中で、Wi-SUNをどのように普及させていくのか。携帯電話で良いのではないかとか、Wi-Fi、BLEなどの中で中心になっていくためには。

このようなことを考えていると、日本発の技術というものは先行した段階では技術メリットもあったが、普及という競争で負けてしまっている例が多く見受けられます。

PHSもそうでしたし、古くはビデオのベータなどもそうですね。

また、ガラパゴスと呼ばれた携帯電話のOSのtronなどもその中に入るかもしれません。

どのようにすると、世界的な普及が目指せるのでしょうか。

Wi-SUNの技術自体含めて、色々な人に知ってもらい、使ってもらい、認識してもらうことで採用を増やしていくことに力を注いでいくこと。

普及する段階に入ったときに技術的に優位性を保っていること(tronなどはかなり先行していたのですが、時代の流れでAndroidに移行してしまいました。)

などがポイントのような気がしています。

答えがわかっていれば苦労をしないのですが、今後、技術普及をさせるということについてはしっかりと戦略を練っていく必要がありそうです。

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shinnosukem

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