ヒヤリ・ハット

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ヒヤリ・ハットという言葉があります。
ご存知の方も多いのではないかと思いますが、重大な事故には一歩手前の事故というものが多く隠れています。

おそらく、30年前の日航機の事故についても、それまでにいくつかの問題は出ていたのでしょうし、他の事故についてもそうです。
運用を考えていく場合、この、「ヒヤリ」とか「ハット」した事故を見つけ、重大な事故を起こさないように対策していくことが大切だと考えています。

よく、「事故0運動」とか、「無事故200日間継続」のような標語などを作り、現場事故を0にしようとするマネージメントが見受けられます。
大体の場合、どうしても人間がやることであるから、また何万回も行うとレアケースが出てしまうことがあり、ヒューマンミスや想定外の動作などで事故が起こってしまうことがあります。
しかし、標語があるために現場では事故の報告が出来ず、画されてしまうことによって、その問題に対して蓋をしてしまうということがあります。
そうすると、結果としてそれが重大事故につながってしまいます。

こういうことから、あまり、事故を0にするんだ!というようなマネージメントを行うことは望ましいことではないと思います。
どちらかといえば、事故を報告しやすい環境にし、適切な処置を行っていくことで、うまく継続してもらいたいものです。

先日再稼動した川内原発についても、この環境下に稼動させるために事故を絶対起こしてはならないといったような空気になっているのではと思います。(小さい事故でも発生すれば、大騒ぎする方が多く出てくるでしょう。)
そのため事故を隠す風潮になっていないか、大きな事故を未然に防ぐような対応が世間として出来るかということを考えてみても良いかもしれません。

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shinnosukem

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