インフラを守るということ
まずは被災地の方にはお見舞い申し上げます。
今回、同じ場所に多量の雨が集中したため、地域によって大きな被害が出ました。
特に栃木県の鬼怒川などにおいて、堤防の決壊、越流が発生し、地域では大きな被害が出た模様です。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/445905/
このニュースでも出ている通り、太陽光発電所を設置するために自然な堤防となっていた部分が削られていた箇所があったようです。
常総市議会会議録などによると「堤防のない部分が1キロメートルあった」。だが、民有地部分は買収しなければ堤防建設ができず、手がつけられていなかった。さらに、決壊した場所に近い地域では昨年3月、民間の太陽光発電事業者がソーラーパネル設置のため、自然の丘陵部を幅約150メートル、高さ約2メートルにわたって掘削していたことも判明した。
このため、太陽光発電の効果を疑問視する方は声を大きくして、太陽光発電のせいで被害が広がったと話をされているようです。
もしかすると事実かもしれません。でも事実ではないのかもしれません。
事実かどうかを判断する前に、自分の意見を正当化させるために使っている方が散見されており、非常に残念な気持ちになります。
石井孝明氏
http://agora-web.jp/archives/1654399.html
小坪しんや市議会議員(行橋市)
https://samurai20.jp/2015/09/kinugawa1/
今回、民間の土地であり、本質論とすれば、危険な地域であったとすれば、いち早く市有地、国有地にするべき話であります。
自身が太陽光発電に反対だからそこに太陽光発電があることを良いことに事実を話しているかのように意見を誘導する立場は頂けません。
「堤防の決壊は太陽光パネルのせい。」
「福島で病気が増えたのは放射能のせい。」
私は再生エネルギー推進で、原子量九発電所の再稼働は止む無し(ソフトランディングでの停止)と考えているのですが、どちらも不幸を自分の意見に持っていっている意見のように聞こえます。
どちらも、事実の因果関係ははっきりしてません。
ただ、最後に行ったものが直接の要因でないかと疑われてしまいます。
このあたりは、インフラを整備した事業者は真摯に対応していかないといけないですね。
インフラ事業は基本的には責められる立場であり、守る立場だと考えてます。